このサイトではリラックスやリフレッシュに役立てるために多くの香りをご紹介しています。しかし精油やハーブには正しい使い方をしないと、肌荒れを起こしたり、服用している薬の効果が損なわれたりと、様々な危険性があります。このページでは精油の購入から使用する際の注意事項を5つにまとめました。精油を利用するときにはこれらの注意事項に気をつけてご利用ください。
簡単にまとめてあるから、目を通してみてね!
またアロマテラピーは医療ではありません。妊産婦・お年寄り・既往症のある方などは医師や専門家にご相談の上ご使用ください。 精油を使う際には使用方法、注意事項などをご自身でご確認の上、自己責任のもとで行ってください。またこのサイトを参考に精油を用いて生じた問題に対して、このサイトは一切の責任を負いません。
正しく安全に使おうね!
①精油の購入と保管の注意点
精油を購入する際、特に初めて精油を購入するときにはアロマテラピー専門店がおすすめです。実際に香りを確かめながら、専門家に精油に関する知識や情報を尋ねることができるので安心して購入することができます。またアロマテラピーに使用できるのは100%天然の素材であるエッセンシャルオイル(精油)だけです。それ以外の合成香料はアロマオイルなどの商品名がついていてアロマテラピーには使えないので注意が必要です。製品情報に目を通すのも重要です。特にどの植物が使われているのかを学名で確認することで、使用上の注意点を自分でも調べることができます。
精油は時間の経過とともに空気中の酸素によって酸化したり、他の成分が結合することで変化します。成分の変化が起きると精油の香りも変わってきます。これを防ぐために、精油は遮光性ガラス容器に入れ、蓋をしっかり閉めて、直射日光と湿気を避けた冷暗所に保管しておくと良いです。また子供やペットの誤飲を防ぐために、安全な場所に保管してください。保存期間は開封後1年以内とされていますが、例えばかんきつ系精油のように早めに使い切った方が良いものもあります。
容器を横にして保存すると漏れることがあるよ!
立てて保存するのがGood!
②精油を取り扱う際の注意事項
精油は原液の状態では刺激が強いため原液のまま皮膚につけてはいけません。ついた場合はすぐに清潔な大量の流水で洗い流してください。また精油を飲用しないでください。例え希釈したものでも他の食品と一緒に摂ること、うがいに使うことはお勧めしません。精油は引火する可能性があるため火気に注意してください。
体調が悪い時には匂いが気になるといった経験があるかもしれません。このように香りの受け取り方は健康状態や感受性などによって様々です。持病・アレルギーのある方は医療機関に相談してから精油を用いてください。また高齢者の方や既往症のある方は、最初に基準の半分以下の量で試してから精油を使用してください。妊産婦の方は体調の変化が大きく、刺激に敏感になります。芳香浴法以外の方法を楽しむときには体調に十分に注意してください。
③トラブルが生じた時の注意点
トリートメントオイルや手作り化粧品を使用して皮膚にトラブルが生じた場合や芳香浴法で気分が悪くなったときには、すぐに使用を中止してください。皮膚に痒みや炎症が生じた場合は大量の清潔な流水で洗い流してください。発疹などが現れた場合には速やかに医療機関を受診してください。
自己判断は禁物だよ!
④子供・ペットがいる環境での注意点
子供は大人に比べて抵抗力が弱いので、3歳未満の幼児に対しては芳香浴法以外は行わないでください。また精油の量は大人の1/10から多くても1/2を超えない程度にしてください。動物は人間とは身体の作りが異なるので、ペットがいる環境でアロマテラピーを行う場合には獣医に相談してからにしましょう。お子さま、ペットの誤飲を防ぐためにも精油の保管場所には気をつけてください。
⑤自己責任の原則
市販されていた製造物に欠陥があり、被害が発生した場合はその製造業者などに責任が生じますが、手作りした化粧品などでは自分が製造者であり、使用者にもなるため品質や安全性などに問題が生じた場合は自分で責任を負います。自宅などで、精油を用いてトリートメントオイルや化粧品などを作る場合は常に「自己責任の原則」を念頭に置くようにしましょう。
以上がアロマを楽しむために知っておきたい注意点です。他にも精油ごとの注意点などもありますので、精油販売店で専門家に聞くことやご自身で調べることも大事にしてください。
ここまで読んでくれてありがとう!
安全にアロマを使って、少しでも疲れを癒してね
参考文献:長谷川由美/1回で受かる!アロマテラピー検定1級・2級 テキスト&問題集/成美堂出版/2021年